ふぁんたろうの徒然草

イングランドプレミアリーグ、チェルシー中心に色々語るマンです。選手紹介から寸評までなんでもござれ。

ぶいえーあーるはサッカーを発展させるのか

こんにちは。ペーパードライバーの私です。

 

W杯も既に全試合の半分以上を消化し折り返しました。今までは色々な地域から色々な国が出て「お祭り」感が強かったですが、決勝Tになり今後は「大会」になっていくのかなあと思います。

 

さてこそ今大会の1番の特徴はVAR(ビデオアシスタントレフェリー)ではないでしょうか。

悲喜こもごもの試合模様を織り成すVARについて少し語ります。

 

 

 

 

そもそもVARって?

VAR(ビデオアシスタントレフェリー)をざっくり解説すると

  • 主審、副審、第4審に加えビデオを見る審判がいる
  • ビデオ審判は常に見ている
  • レッドカードやPKなど試合の行方を左右しそうなシーンを映像で振り返ることができる
  • 何かあった場合は映像審判が主審に連絡→主審が映像を確認し最終判断

というところだ。

 

そのおかげか今大会はやけにPKが目立つ。実際既に前回大会のPK数を超えている。

ちなみに開幕してから13日が経過し基本的に1日3試合のペースで進んでいるがPKがなかったのが開幕日を除くとわずか2日しかない。

 

ちなみに間接的影響ではあるが映像確認の手間があるためか今大会の平均ATも長く感じる。「安定の後半AT5分」はよく見かける。

 

「誤審もサッカーの醍醐味」とはよく言われるが自分の応援するチームがされたらたまったものではない。「あれはPKだった」というようなよく聞く話も今大会はないように思う。プレミアの審判が来てないからではない)

 

その他の不満は試合の流れが切れることだろう。ただ体感してみた印象だと慣れれば違和感はないし、W杯に出るような主審だからか試合の進め方も上手く感じる。手で四角を作るポーズも見慣れたし、TV画面にも流されるため視聴者側にも不満はない。

 

あとは駆け引きの面か。ダイブやマリーシアは通用しない。もちろん「神の手」もだ。

狡猾な駆け引きを得意とするネイマールがPKを取り消されたのは象徴的だった。

 

 

 

 

 

GLT(ゴールラインテクノロジー)も導入されハイテクW杯の様相も呈している今大会。ただしそれがもたらすのは本当に正しい結果なのかを考えねばならない。

 

 

 

 

 

VARの問題

1.何が試合を分けるのか

試合を左右するシーンに使われるVAR。

となると一体何が「試合を左右する」のかを考えねばいけない。

 

PKやレッドカードは言うまでもない。しかし裏を返せばそれ以外は使われない可能性が高い。

 

例えばゴールライン際の競り合いで実はゴールキックなのにCKになった場合はどうだろう。そこから失点、となる可能性もある。ただしそのケースではVARとはならないだろう。他にも

 

中盤でファールギリギリの対応でボールを奪いカウンターでゴールを奪った場合は?

 

ペナルティエリア以外のファールからFK→ゴールの場合は?

 

と考えると難しい。サッカーは流れのスポーツなのでどのプレーがどのプレーに繋がっているかは一概に言えない。

 

 

2.審判はファールに傾かないか

完全なファールならいい。サミュエル・ウンティティのように誰も抗議に行かないようなハンドなら一向に構わない。

 

ただそうとは限らない微妙なシーンはサッカーでよく見る。

 

あの審判なら取る、あの審判なら取らない。

このリーグだとファール、このリーグだとプレーオン。そんな話はよく聞くのにそれがペナルティエリア内というよりデリケートな場所となれば更に判断は分かれる。

 

つまり「取るか取らないか分かれる微妙な」ファールなんてたくさんあるということだ。

 

しかし問題はVARが入ることでそれが「ファールを取る」流れに傾かないかということである。50:50ならまだしも10:90でファールのような判定もPKになりはしないか。

 

もちろんVARの要請が来た段階で他の複数人のプロ審判が「これは怪しい」と思っているので正しい確率は高いのだろうが…

VAR要請が来たから無条件にPK、という流れにはなって欲しくない。

 

 

 

 

3.真実は正しいのか

なんだが哲学的なタイトルになってしまった笑

だが別にそんなカッコいい話ではない。

 

 

審判の仕事は判定をすることではない。判定をして試合をコントロールすることだ。そのためにはある種ルールを捻じ曲げることもある。

「帳尻PK」や「1枚もらってなかったらカード」などという言葉はサッカーをよく見ている人なら必ず聞いたことがあるだろう。

 

ところがVARがあればそんなことは許されない。絶対主義に基づいた判定でそこに容赦はない。

無論判定基準がコロコロ変わる審判などもってのほかだが、試合を壊さない判定も求められるのは事実である。しかしVARにそんな「忖度」は通用しない。

 

圧倒的真実を突きつけることが正しいとは言えないのではないだろうか。

 

 

審判の今後

などと色々いちゃもんをつけてみたが個人的にはVAR導入は賛成である。誤審をするよりはマシ、と思う。

ただしこれを全世界に普及させるのは難しいだろう。というのも審判のレベルの問題があるからだ。

正直今大会では「温存」されたイングランドの審判が使いこなせるかは、まあ、各自の想像にお任せする。ジョナサン・モスがスクリーンに走る姿を見たいような気もするが。

 

とにかく最後に判定するのが人間である以上ミスは生まれる余地があるということだ。サッカーより遥か前に映像判定を導入しているプロ野球でさえつい先日映像を確認した上で誤審が起きている。

 

今後審判という存在がどうなるかすらわからない。機械が走り、笛を吹くのか。はたまたピッチは22人のみになり、映像からAIなどがファールを割り出す自動化になるのか。

 

もはや自動運転に期待しペーパードライバーを脱する気がない私としては審判の自動化に返す言葉もないのだけれど、せめて相手の大根演技を見抜いた際に舌をペロペロさせる仕様はどんな審判にも欲しいものである。

 

〜おしまい〜

 

 

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